「小説」原作のドラマや映画がごく普通に当たり前のように作られまくる状況を見ていると、
まるで小説がこれから消えていくんじゃないかという気がしてくる。あの小説→映像化という過程は、映像メディアが小説に対して「お前はもう用無しだ」という過程に見えて仕方ない。
もちろん、実際に出来上がった映像と原作では全く質量が違うというか、世界観の厚さとかも違うというのに、むしろその「薄さ」こそが肯定されつつある時代に突入したのでは?と思える。
つまり、小説とは映像化のための優れたアイディアをためておくプールであり、アイディアノートのようなものであるってそんな感じ。そこからどのくらい抽出して2時間の映画にうまくまとめるかは監督の腕ですよ、っていうね。
お前は今すぐ「魍魎の匣」の小説版を読んだ後に劇場版を見てこい。