2011-02-17

http://anond.hatelabo.jp/20110216223414

可能性の話をすればそりゃ「あるかもしれない」でしょう。でも同様に、影響を与えるかもしれない因子は無数にあるんで、「どのくらい影響があるか」っていう量的な話を抜きにして「あるかもしれない」とだけ言うのは無意味なんですな。

とりあえず「性格」という大雑把な括りで言えば、色々基準を変えて試してもあるのかないのかわからんくらい弱い相関しかなさそう、ってあたりに落ち着いてるってことでは。

将来、例えば神経細胞の微細構造血液型依存する違いが見つかった、って話が出てくる可能性はゼロはないけれど(血液型を決めるのと同じ染色体に載ってる別の遺伝子の変異が…とかいうこともあるだろうし)、そうだとしてもじゃあその構造の違いが何にどのくらい影響してるのかって話が重要で、やっぱり性格のような高次で総合的な形質については今と同じ判断基準で見る限りはっきりした影響はないでしょう。今見えてないものが基準を変えずに突然見えるようになるわけがない。今気づかれていない、何かすごく特殊な能力について実は差があったりするのかもしれないけれど。よしんばそういうものが見つかったとしても、限定的なものだってことですよ。

記事への反応 -
  • Q あなたは血液型と性格に関連があると考えますか? A1 関連はある → 科学リテラシー無し A2 関連は絶対に無い → 科学リテラシー無し A3 おそらく関連は無いが、わからない...

    • 赤血球に生えてる毛(糖鎖)の構造がちょっとずつ違うんだっけ? それが性格というか、脳機能とかニューラルネットの構造に与える影響は絶対に無いとか言いきれるもんなのかなーと...

      • 可能性の話をすればそりゃ「あるかもしれない」でしょう。でも同様に、影響を与えるかもしれない因子は無数にあるんで、「どのくらい影響があるか」っていう量的な話を抜きにして...

        • 別に「血液型と性格に関連がある」と主張したいわけじゃないんだけど、そういう判断ってむしろ統計的手法の方が間違ってると思うんだよね。 「性格」なんつーもんを量的な指標で表...

      • 「絶対無いとは言い切れない」 というのが、科学リテラシーの一番大事なところだと思う。

    • 元増田です。 自分がこの質問に答えるとしたら以下のようになります。 「生物学(遺伝学)としてはおそらく関係ない。日本に限って言えば心理学的には(後天的な教育の結果として)...

      • 生物学の学生って数字を扱う部分、「どういう実験モデルでどういうデータをとって、どういう統計処理をしたら」という部分をすっ飛ばしたがる気がする。 心理学の学生はそっちに傾...

    • なんか、そういう後天的な影響で、A型が有意にステロタイプに矯正されているという話は聞いたことがあるが。

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