2010-09-04

http://anond.hatelabo.jp/20100904050444

数年前、学生だったころにバイト先で部落地域に関する差別発言があり、相手をぶん殴りたくなりました(しなかったけど)。

母親だったら余計に怒りを覚えると思います。

あなたのお母さんが差別を行っていることはあなたにとって恥ずかしいことかもしれないけど、あなたには何の責任もないです。

差別メカニズム

あなたのお母さんのような「差別されている人に関わると差別されるのだからそういう人々に近づくな」という人が差別を作っています。

自分は関係ないかのように振る舞いつつ、その実、彼らを誰よりも差別しているのはそういう人々です。

一昔前まで(今もかも知れないけど)、お見合いで親は興信所を使って相手が部落出身ではないかを調べ、

就職では企業部落地域をまとめた本を用いて部落出身ではないかを調べていました。

差別理不尽なものと知っていながら、彼らはあなたのお母さんのように差別を繰り替えしていました。

あなたのお母さんは無関係な人ではなく、純然たる典型的加害者です。

 それは本当に“あなたのため”か。

それからあなたのお母さんはあなたのことを確かに心配しているけれど、それは本当にあなたのためでしょうか。

私はあなたのためになっているとは思いません。

あなたのため、という言葉はいろいろなところで聞かれます。

それはときにただのフリで自分のための場合もあれば、心配から出たことばもあります。

善意から出たことばですから、“あなたのため”と言われると反論がしにくいのは事実です。

しかしそれが本当に“あなたのため”になるかは“あなた”が決めることです。

あなたは大人です。あなたがどうするかはあなたが決めることであり、そのことで不利益を被るのもあなたです。

あなたのお母さんは“あなたのため”という魔法言葉を使っています。

あなたを心配して、というのも理解できます。

しかし、善意からなら何を言ってもよいのでしょうか?

正直言って、あなたのお母さんは非常に胸糞悪いです。嫌悪感でいっぱいです。

あなたのお母さんが言う“あなたのため”、は善意をもって差別正当化しているのに他なりません。

悪く言えば、あなたは差別のだしにされています。

母親の悪口になりますが、あなたの母親は娘のために差別を擁護するエゴイストです。

理由が美しければ、差別正当化されますか?

“あなたのため”を受け入れるかどうか決定する権利はあなたにあります。嫌なことにNOという権利をあなたはもっています。

どうか、そのことについて考えてみてください。

最後に、

あなたのお母さんは差別をしていて、そのことを理解させるのは難しいと思います。

そのことをあなたが理解したことはとても素晴らしいことだと思いました。おめでとう。


関係ないけど あなた がゲシュタルト崩壊してきた

追記

何人かの方が、このエントリはあなたのためでなく自分のためだろ、という指摘であると書いていますが、それは正確ではありません。

このエントリは、目的が手段を正当化するか、というエントリです。

今回はテーマ差別という問題が入っていたためそれに関するコメントトラバがありますが、それは本質ではありません。

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