当然テレビはみない。
そんな旦那がテレビ番組を気にし出した。朝の連続ドラマ小説「ちむどんどん」である。
古参の朝ドラウォッチャーの私としては、不出来なときもあるよね、お約束展開が多くてつまんない、いわゆる時々ある「ハズレ回」だねぇくらいで見ていたのだが、なぜかTwitter界隈ではひどすぎる朝ドラとして大炎上した。
「ちむどんどんする〜!」
「どうせうちなんて」
と登場人物がお決まりの台詞をはくたび、Twitterは批判でもりあがり、セリフがない登場人物まで「電柱の演技が板についてた」と揶揄される。
こうなると、心にめ組のはっぴを着た旦那もじっとしてられなくなる。ちむどんどんに誘われるまま、火事現場の屋根に登ってまといをふりまわしはじめた。目的はもちろん火消しじゃなく、祭りの盛り上げである。夕飯の後は、毎日録画をチェックし、それについてツイートし、いいねをもらう。ときにはメディアブックを何冊も買い込んで裏話を集める。
シーズンの終わりも終わり、こんな時期から見出す人いるのも驚きだし、これが新時代の楽しみ方なんだろうか。最近は、朝ドラより、朝ドラを見ながらはじまる旦那の奇行が楽しみになってきた。
「梅ちゃん先生」も「ちむどんどん」並に貶されていた記憶。