2020-08-28

悪役の皆さんは自分正義大事しろ

私とは違う正義で、私と同じ世界で生きている。

これが私の思う、すべての人間が持つ魅力だ。人の数だけ正義がある。そもそも確かな正義を持っていない人だっている。私もそうだし。なにが正しいのか、誰が本当に正しいのか、そんなことは私にはわからないけどそれでもみんな生きている。そこに確かに存在している。

この人間としての魅力に溢れているのが悪役たちである

主人公敵対する彼らなりの正義。明確な正義がなくてもいい。主人公正義とは異なる力で動いている。それでいてめちゃくちゃ強い。すごく強い。はちゃめちゃに存在感がある。君臨している。

私は彼らの"わからなさ"と"存在感"に人間としての強い魅力を感じるのだ。

私のわからない善悪物事判断して、私と違う生きる意義をもって生きている。そこが好きだと感じる。

現実世界であっても物語世界であっても、絶対的善悪必要ないと思うのだ。むしろそんなものはあって欲しくない。だから悪役には主人公正義否定してほしいし、凛として君臨していてほしい。何度挫折しても立ち直るのは主人公だけの特権ではない。決して諦めずに自分正義を持ち続けてほしい。

自分と違う正義存在すること、自分正義絶対でないことに救われる、1人のモブからの願いだ。

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