2020-02-14

失恋

オナニーを覚えた中学2年生の春。僕はクラスメイト女子全員をおかずにし、さてどうしようかと考えていた。

ゴールデンウィーク初日。母が家の掃除をしているとレコードが出てきた。父と母はそれを売ることにしたらしくリビングに置いていた。

僕はその中からなんとなく1枚を手に取り恋に落ちた。

木の実ナナだ。

ギッチラ舟歌という7インチで、若かりし木の実ナナジャケットだった。

僕はそれに恋をしてしまい、その7インチをこっそり部屋に持ち帰り抜きに抜いた。

一年間。僕はその木の実ナナジャケットで抜いた。

そして脳内若い木の実ナナを連れ回した。

駄菓子屋。区民プール豊島園ゲームセンター

しか射精した後はどうしようもない現実がやってきて、僕は泣きながら過去に向かって射精した。

ある日の世界の車窓からスイス登山鉄道が紹介されていたので、僕は木の実ナナをそこに連れていき抜いた。

でもその日の夢に木の実ナナが出て来て、「もうこれ以上はやめてほしい」と泣かれてしまった。

僕が何も言えないでいると木の実ナナ登山鉄道に乗ってマッターホルンに消えていった。

目覚めると僕は泣いていて、夢精していた。

あの日僕は木の実ナナジャケット古道具屋に売り飛ばし、何かとんでもない大犯罪を犯したような気持ちになり、しばらく暗い気持ちで過ごした。

先日嫁に「大失恋したことある?」と聞かれた時このことを思い出したが、さすがに打ち明けることはできなかったので適当ににごした。

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