小中高大とそれなりに遊んで暮らして、一般的なサラリーマンとして数年目を迎えています。独身街道をひた走り、今ある普通を守るために働いています。
普通を目指す生き方が辛くなる反面、普通から逸脱しないように暮らすのが一種の呪いのように感じられてきました。
この事を切に感じるようになったのは家庭崩壊からホームレスになった友達の最期の一言でした。
私と同じようなレールを走っていた彼は、家庭崩壊と共に"普通"のレールを外れ、携帯を質に片道航空券を買いに行きました。恐らく私の知らない場所で斃死でもするのでしょう。
そんな彼が言っていた「お前は間違えるな。普通が一番いい」という言葉が耳から離れられません。
これは恐らく期待という名の圧力でしょうか。