幸いにも、社会人になり初めて、一週間のお盆休みをもらい、明日から復帰する。
距離を置かされている彼女とは会わなくなってから3か月が過ぎ、特別会いたい友達もおらず、
一人旅でもしようかと考えはしたものの、台風が迫っていたことや、食べたいご当地グルメもなく、
結局、引きこもっていたら一週間終わってしまっていた陰キャだ。
明日の出社が嫌すぎる中で、ふと思った。
バブル時代に、アッシー君、メッシー君、ミツグ君、テープ君ってパシリがいたらしいけれど、
彼らは他の誰かの本命になれたのだろうか。
誰の本命にもなれなかったとしたら、かなり虚しかったのではないかと想像するが、
自分の立場への疑問を抱くよりも前に、お金や、根拠のない自信などの、明日への希望がその思いを追い越していたのだろうか。
バブルが弾けて、株や不動産が暴落し実害を被った人は置いといて、
皆とんでもなくはしゃいでいたのに、気持ちが引きこもっていたとか、活発に動きはしたもののパシリで終わったとか、