女の子が健気で元気で良かった。
放火したり、母親が売春したりと、やばい展開になるんじゃないかと思ったら、実際母親の売春で警察と児童相談所がやってきた。
残された女の子はどうなるの?管理人のおじさんが引き取るの?と思ったら、ディズニーワールド?に友達と入って終わった。
え?これで終わり?と思った。
こういう突然の終わりって文学っぽいですね。
ライムスターの誰かの解説によると、最後のディズニーに行くシーンは現実で、それまでのモーテル暮らしがファンタジーなのだと。それは、カメラの映像がディズニーのシーンだけ現実的すぎることからも裏付けられる。
女の子にとってはモーテル暮らしが忘れられない思い出になるけど、これから現実が始まるのね。その現実が良いものになるか厳しいものになるかは分からないけど。そう思うと切ない。
近くにあるディズニーワールドではなくて、母親や管理人や友達と過ごしたあんなモーテル暮らしが実はファンタジックなものだ、というのは面白い趣向ですね。でも、そういう少年時代が素晴らしいというのも分かる気がする。