2018-05-04

山本直樹と「分校」第三巻のこと

山本直樹が好きである森山塔も大好きである

三十数年前、森山塔作品に偶然出会った。フランス書院から出ていた文庫版のあとは寝るだけであった。小さな本屋何気なく手にしたその黒い単行本に衝撃を受けた。衝撃を受けたまま一旦家に帰り、翌日学校帰りに買った。淫行かしらも、とくべつのあわも素晴らしい。いまだに名作であると思う。刷り込まれたからであろうか。いまだにコーフン模様とかにはしびれさせられる。僕がクンニ大好きになったのは森山塔の影響が大であると思っている。

その後、はっぱ64がビッグコミックスピリッツで連載されていてその画風が森山塔のものなので混乱した。同一人物であった。山本直樹は今も好きである

先日、分校の三巻が出た。すごく楽しみにしていたのだが、ウェブで連載されていた頃に比べて消しが濃くなっている所が大いに不満である。ドバシと先生の絡みがすごく良かったのに残念である

作品のものは素晴らしい。けっこうな御歳であるはずなのに、あのリビドー作品全体に満ちているような画風、リズムは素晴らしい。凄い。太田出版から出ているのだから堀田レベルでの画、消しの薄さ、消しの無さを期待していたのだが、前巻が有害図書指定を受けたこから、守りに入ってしまったようだ。

分校の第二巻も素晴らしかったのだ。まずはKindle版を買った。一読してちょっとやばいかなと感じるところがあったので、急ぎ紙版の本も注文した。その後、悪い予感は当たり有害図書指定となったわけだが、これはそのような指定を行った大人の方が感性が鈍っていると言うほかない。

  • この本のことじゃないけど、成年コミックとかキンドルは消しデカイよね

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん