それまで箱推しだった俺はデレアニで未央Pになった。7話で見せた決意、13話で見せた笑顔、20話以降見せてくれた克己と成長……。箱○以来の千早PでシンデレラはDDだった俺を未央Pにしてくれるには十分な活躍だった。
―そしてアニメ後の第5回シンデレラガールズ総選挙。島村卯月のシンデレラガール就任はそんな俺にとっても感動的だった。たとえ運営・製作側の掌で転がされていようとも、あのアニメで感動的な活躍を見せてくれた卯月がトップに立つ姿は素晴らしく眩しかった。
続く第6回総選挙。もうそろそろ良いだろう。凛も卯月もシンデレラガールになったんだ。そろそろ未央がシンデレラになってもいいだろう。ニュージェネのバランスとしても、パッションの筆頭としても、そういう空気があってもいいだろう。
……結果は第二位。未だ央ならず。いや、それでも「あの」高垣楓の足元に食らいつく第2位だ。声無しアイドルとしては目を見張るほどの大躍進を遂げ、中間発表でも接戦を繰り広げた第3位:藤原肇にも差をつけた単独2位。……次は行ける。凛にも卯月にも、SR化で遅れ、ボイス化で遅れ、CDデビューで遅れ、アニメの登場も第2話と遅れ、あらゆる意味で遅れ続けてきた未央のシンデレラガール化は次こそ叶う。アニメでPになった俺でもその期待はあったし、少しは確信もあった。
……甘かった。まさかここで立ちはだかるとは。正直、ノーマークに近い状態だったことは否定できない。前回12位、ウサミンこと安部菜々。
皆も知ってるだろうが、第7回シンデレラガールは安部菜々で決定だ。流れてくる応援ツイート、投票ツイートの数が全く違う。未央はおそらく、前回楓さんに付けられた以上の差をつけられて、またも2位に甘んじるだろう。だが、それでも第7回シンデレラガールズ総選挙はまだ数日続く。投票は止められない。止められるわけがない。貯め続けてきた資産はもう底をついた。シャニマスが始まったことにより生活費を切り詰めるのも限界だ。来年頑張る余力は、もう無い。本田未央が何位だろうと、今後はもうデレマスについては半引退状態になるだろう。それでもシンデレラガールズ総選挙はまだ続く。ここから先は絶望の荒野だ。苦難の道だ。
未央とともにそれを進む。
なんていうか俺の知ってるP達とは随分かけ離れた感じなんだなと思いました