義母は認知症と神経系の難病を患っていた。思った以上に進行が早く、どんどんからだの機能が衰えていった。
大人の排泄物の匂いはすごい。毎朝、その匂いと、目の離せない危うさに気が張り詰めた。
そんな日々も2年ほどで、そのうち今度は排泄自体が難しくなった。いつのまにか、摘便で処置をしてもらう状態になっていた。
そして、尿も管を経由して排出されるようになった。
最期の半年ほどは、諸々の進行の様子についていけず、目の前で何が起こっているのかよく分からないうちに、
ただただ、排泄も、食事も、喋るのも難しくなった義母の姿を見ていた。
義母は、息を引き取った。
もう、排泄物の匂いも、大量の介護用品も、義母の泣き声も無い。
なんのために働くのか?よく分からない。
大変でしたね。器以上の頑張りができた方が鬱になってしまうのはやるせないけれど、その努力や働きに周囲の方が助けられていたのは間違いないと思います。本当にお疲れ様でした。 ...
お疲れさまでした、その言葉だけで、気持ちがすくわれます。 過去を見るとやるせないばかりなのですが、風が吹く瞬間を見つけてみたいです。ありがとうございます。