2016-09-06

焼肉屋でランチしてきた

店外にランチメニューが置いてなかったのでドキドキしながら入店

財布には二千円しか入っていないしね、ランチメニューなかったらどうしよう

店には行ったら店員さんが声を掛けてきた「お一人さまですか?」

そう俺はこの時年甲斐もなくときめいてしまったのだ

なんというかもう焼肉なんてどうでもよくなってしまうほど好みの女の子だった

そのまま手を取って持ち帰りたいほどだった

相手も何かを感じたのだろう二人で見つめ合うこと30秒

時は動き出した

彼女に誘われるまま店の奥のテーブル席に連れて行かれた

彼女は一旦俺から離れどこかへ行ってしまった

俺はテーブルの上を見渡しランチメニュー発見した

ちょうどお手頃のランチセットがあった、ほっとしていたら彼女がやってきた

笑顔で火を付ける彼女、黙って彼女を見守る俺

火が付き器具説明をしてくれたみたいだが、彼女かわいい顔に集中しすぎて聞いていなかった、ごめんね

また見つめ合う俺と彼女

このまま見つめ合っていてもいっこうに構わなかったのだが、彼女仕事があるので注文をした

そうお手軽にメニュー左上のお店一番推しメニューを頼んだのだ

彼女は頼んだランチセットを復唱し笑顔を見せてくれ、そのまま二人は見つめ合う

おいおい、俺と同様、君もこの出会いに何か感じたのは分かったよ

俺もこのまま君をずっと見ていてもいいぐらいだ、でもな今はとっても空腹なのだよ、頼むから注文を通してきてくれないか

それでも動かない彼女、何かがおかしい、なぜ彼女はこうも動かないで待っているのだ

俺が黙って待っていると彼女がひと言

「お飲み物はいかがですか?」

ランチの嘘

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