自分は、置き去りはしつけにならないと思っているが、それは「体罰は教育ではない」というのと同じ理屈だ。
体罰は良くないという考え方は、ここ数年でようやく日本社会に浸透した。教師が教え子を体罰しようものなら、すぐさま非難されるようになった。
ところが、森に置き去りにされたわずか7歳の男の子が6日ぶりに無事に生きて見つかるという、とてつもない奇跡が起きたのに、
その出来事を、「置き去りは良くない」という考え方を日本社会に浸透させる機会に活かせていない。
お父さんが謝ったから良い、自分も置き去りをするので気をつけよう、それで終わってしまった。
かつて、体罰は当たり前だった。運動中に水を飲むなという教えが学校で信じられていた。でも時代は変わった。
今は、誰も体罰を教育とは思わないし、運動中に水を飲むなという考え方が以下に滅茶苦茶か、みんな理解している。