2016-01-31

久しぶりの読書都市と星」

都市と星」は1956年アーサー・C・クラークによって書かれた作品で、生や死までもが都市管理される未来を描いている。ここで言う死は都市に回収されることであり、回収された人は赤子に作り変えられて都市からまれてくることになる。

面白いのが、生まれた赤子が成長すると、前世、つまり回収される前の人の記憶がよみがえることである。そのため死はこの世界で恐れられるものではない。その代わり、人々は都市の外を異常なまでに恐れる。都市加護が及ばないからか。

しかし、主人公特殊存在である前世記憶がないのだ。つまり都市ができてから初めて産まれたのである。そして、彼には都市の外への恐怖がない。主人公は外の世界に興味を抱くようになる。

特筆すべきはその未来観であり、今読んでもはっきりと「未来」を感じる設定になっている。これが1956年に書かれたとは到底思えない。

これ以上はネタバレになるので書かないが、一度読んで欲しい。

本はあまり読まないのだが、この本のせいで今日一日が潰れてしまった。

もしこのような読む手が止まらないような作品を知っていたらSFでなくてもよいので教えていただけるとありがたい。

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