2015-09-18

だいちゃん

中学生の時にだいちゃんという同級生がいた。

バレーボール部だったけど背が低く。むっちりしていた体型のせいで、

男子からいつもおっぱいを揉まれては、あんあんとあえいでいた。

みんなはそんなだいちゃんが好きでいっそう強く揉むようになった。

そんなある日、だいちゃんが4Fのトイレの窓から飛び降り未遂をした。

聞くと毎日のいぢめが辛かったとのことである

みんなは驚いた。

だってお前、あんあんとあえでいたじゃないかと。

本当に嫌かどうかというのは難しいもんだなと思った中学生のあの頃の話でした。

時は流れ、卒業してから10年が経った。

久しぶりに同窓会で再会しただいちゃん高専へ行き、造船会社就職していた。

なんとなく飛び降り未遂の時の話になった。

「あの時はいぢめが辛いといったけど、本当は気持ちよくなってくる自分が怖くて死のうと思った」

と教えてくれた。

やはり本当の気持ちって簡単には分からないものだなと10年越しに気付かされた。

ちなみに今では実社会で揉まれて、たくましい胸になっていた。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん