自由奔放に生きた人生だった。
そこそこ綺麗だった。スタイルも悪くない。
頭もいい。ただし、人の意見はきかない。
看護婦として生きた。
結婚し、子供ももうけた。
でも面倒は見なかった。
ほぼ育児放棄である。
旦那もどうでもよかった。
気が付いたら介護やなにやらやってる病院の理事長と、
良い仲になった。
毎週ゴルフにいった。
その後に何をしたのかは気持ち悪いからしらない。
好き勝手生きたので子供は離れていった。
旦那も見捨てた。
で離婚された。
でも別に理事長は離婚はしない。
それどころか息子は立派に医者になり、病院長になった。
そのうち癌になった。
看護士なのに癌になった。
皮肉なもんだ。
進行のきわめて速い大腸がんで、あっという間に脳まで達した。
入院したら、理事長がしょっちゅうお見舞いに来て周囲はドン引きした。
ホスピスに入る。
でも結局追い出された。
介護を見はなされたような人が行き着く施設に収容された。
50歳になっていた。
7月に死んだ。
Permalink | 記事への反応(1) | 00:44
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通りすがりだが 南無