2015-01-19

ダサピンク現象」は使いづらい言葉

ダサピンク商品実在する。けれども、ダサピンク現象という言葉個人的に使いづらい。なぜだろうかと考えた。

【1】「ダサピンク現象」の定義問題

ダサピンク現象」とは、決して「ピンク=ダサイ」という意味ではなくて、「女性ってピンクが好きなんでしょ?」「女性ってかわいいのが好きなんでしょ?」「女性って恋愛要素入ってるのが好きなんでしょ?」という認識で作られたものの出来が残念な結果になる現象のことを言います

他の人も言うように、「ダサピンク現象」がこう定義されている以上、ある商品が「ダサピンク商品」かどうかを判定するためには当該企業インサイダー情報が不可欠。開発現場に「女性って○○が好きなんでしょ?」という認識が実際にあったという確証があってはじめて「この商品はダサピンク商品である」と断定できる。したがってインサイダー情報を知らない一般消費者は「ダサピンク(現象)」という言葉あるあるネタとして使うことができない。「ダサピンク(現象)」は気軽に使いたくても使えない言葉

【2】誤爆リスクが大きい

これは【1】とも関連する。我々が企業の内部事情を知らないまま安易に「ダサピンクよばわり」すると誤爆になりうる。「ダサピンクよばわり」は「性差別主義者よばわり」へと容易に転化するため、企業への不当なレッテル張りになるかもしれない。

【3】誤爆リスクを軽視する人たちへの違和感

誤爆リスクを知っていながら「ダサピンクよばわり」している人たちに違和感がある。

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