生きることって誰かのために生きるってことだよね。
あの時俺は好きな子のために生きれば良かった。
もっと真剣に想いを伝えるべきだった。
笑ってごまかさないで、しっかりと想いをぶつけるべきだった。
それをしなかったから後悔した。
その子は結婚しちまった。
幸せを喜ぶべきかもしれないけど、俺は大人じゃないから相手の幸せを妬んだ。
こんなに想ってるのに受け入れられない悔しさ、屈辱、裏切られたという思い。
身勝手かもしれないが、そう感じたことは事実だ。
相手の男に負けたこの屈辱。
男としてのプライドはズタズタだ。
でも時間がちょっとではあるが傷を癒してくれている。
少しずつだが彼女の幸せを許せるようになってきた。
でも本心は俺と一緒になってほしい。
俺とともに人生を歩んでほしい。
歩んでほしかった。
君にはもう子供がいる。
もう後戻りできないよ。
他の男の子供を身籠ったことを許せる訳が無い。
これは男として人間としての全否定だ。
君のことは変わらず気にしているけど、絶対に元に戻れない葛藤が一生まとわりつくんだ。
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