http://anond.hatelabo.jp/20130811121749
どの国にも少数の金持ちと多数のそうでない(中産階級以下)がいる。後者の方が圧倒的多数だ。
多数者が民主主義の原則に則り、数の暴力で少数者の財産を没収するというのが、累進課税というシステムであり、それは民主主義上正しい。
それはそれでいいんだよ。そういうシステムが民主主義上選択されたんだから。
自分の利益を最大化するための選択であって、一貫性も道徳も関係ないんだよ。
でもその「民主主義上選択されたという正しさ」を、「思想的に正しいから」とか「道徳的に正しいから」とか「神授的に正しいから」などといった別のカタチでこねくり回そうとするのはクソだ。
ただ単に正当化された搾取なんだからある種の暴力だって自覚して暴力すればいいのに、多数派が自分らが正義であると思い込みたいがために「成金=悪」みたいなレッテルを貼って正当化にいそしむ様が醜い。
金持ってる側もそこに善悪とか見てると疲れるだけだよ。それはただ単に多数決的な暴力の構造なんだから、システムを適当に使って節税するなり、海外に資産を回避させるなりすればいいだけなんだ。
各有権者は自分の価値観に従って民主主義の選択してるわけだから 民主主義的な正しさと思想・道徳上の正しさが無関係であるかのように言うのはおかしいだろう