2012-02-24

ワタミの件」で最も恐ろしいところは

過労と自殺の話を取り上げては皆口々に

 

「死にたくなるまで働くことはない」

「逃げ道があるということを知るべき」

「命より重い責任や成長はない」

 

みたいな話をするんです。

なるほど、美しいお話ばかりでとても心が洗われます

でも実際には、今の日本というのはどんな理由であれ、

一度道から外れると、死よりも苦しい無間地獄が待っています

この説については、ネットのお陰もあってだいぶ浸透していますから

皆さんそれをわかった上で、美談を並べるんです。

怖いですよね。

 

ぬことはない、死にそうになるまで働くなんてとんでもないと、

ニヤニヤしながら当事者を眺めるんです。

で、実際に仕事をやめた途端てのひらを返して、叩き始めます

努力が足りない、根性が足りない、自己責任だ。

もちろんこれは個人だけでなく企業も同じ思いですから

過労で体を壊した人が、社会復帰できるようになったとしても雇うはずもなく。

 

多分この話については否定意見も多数あるでしょう。

でもどんなに否定意見を並べられたって、現実は変わりません。

死ぬくらいなら辞めたほうがマシという意見のものには同意しますが、

私は、苦しんでいる人にそういったアドバイスは絶対に出来ないですね。

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