■花王は反フジテレビ勢力にとって目的ではなく手段である

あるいは俺のチラ裏。

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脳内での天使と悪魔の議論

• なぜフジテレビをやり玉にあげるのですか？
  • フジテレビは韓流をゴリ押ししています。また、韓国をひいきした偏向報道を行っています。
• フジテレビは営利企業であり、番組編成は自由でしょう。それを「ゴリ押し」と批難する正当な理由は？
  • 韓流とは関係のない番組でも、隠れた所に韓国要素が存在します。ステルス的であり、視聴者を欺いています。
• 我々視聴者にはフジテレビ以外のテレビ局という選択肢が存在します。「私はフジテレビを見ない」で済む話ではないのですか？
  • 韓国びいきの偏向報道があります。フジテレビは営利企業である以前に報道機関です。また、国から電波を独占的に与えられており、公的な側面も持ち合わせています。報道機関かつ公的な側面という二点から、偏向報道を行うことは許されません。

ここでひとまず納得したとして

反フジテレビ勢力の勝利条件＝【フジテレビが偏向報道を行わなくなる】【フジテレビが番組でステルス宣伝を行わなくなる】だよね？

じゃあ花王のデモの流れはというと

• 第一勝利条件【フジテレビが偏向報道を行わなくなる】を達成するにはどうしたらいいか？
• →そもそも今現在が偏向報道なので、まずは番組の内容をとにかく変える事が必要。
• →番組の内容を変えるには、番組のスポンサーに番組の内容のひどさを知ってもらい、スポンサーからフジテレビへ「番組の内容を変えないとスポンサーを降りますよ」と圧力をかけてもらうのがいい。
• →フジテレビの番組の大スポンサーのひとつに花王がある。
• （→花王にフジテレビの番組のひどさを知ってもらい、スポンサーとして圧力をかけてもらおう！）

……となるべきだよね？　でも実際にはそうではなく：

• →花王の製品をボイコットしよう！　花王に対してデモもやろう！

……となってる。勝利条件の達成のためなれば味方につけるべき花王に対して、反フジテレビ勢力はボイコットという行動に出ることで、花王の態度をいたずらに硬化させているようにしか見えないのよね。これ、花王はもう絶対、反フジテレビ勢力の味方にはなってくれないでしょ。

いや、そういえば花王は最初からフジテレビを支持するとか言ってたな。はなっから反フジテレビ勢力の味方にはなり得ないスポンサーと言える。じゃあ反フジテレビ勢力が打つべき次の一手は：

• →花王に次ぐ第二のスポンサーにフジテレビの番組のひどさを知ってもらい、スポンサーとして圧力をかけてもらおう！

じゃねーのか？

それでも花王をやり玉にあげる理由付けをしてみる

• 花王の製品をボイコットしよう！　花王に対してデモもやろう！　ただし「偏向報道を行うフジテレビのスポンサーは許さない！」という文脈で。
• →それを通じて、花王以外のフジテレビのスポンサーの各社に、フジテレビのスポンサーにつくことを考え直してもらおう。
• →例え花王がスポンサーから離れなくても、花王以外のスポンサーの多くがフジテレビから離れれば、フジテレビも偏向報道も見直すだろう。

んー、これならまだ理解できる。これ、つまり、反フジテレビ勢力は花王を見せしめにしてるってことだね。「お前らもフジテレビからスポンサーとしての手を引かないとこうなるぞ」的な。あるいは、反フジテレビ勢力にとって花王は目的ではなく手段だとも言える。カント大先生は空の上で怒ってるかもしれない。地上でも「目的のためには手段を選べ！」思想の皆様が冷やかな目で反フジテレビ勢力を見てるかもしれない。

となると、反フジテレビ勢力の正念場は花王デモ後ってところか。ここでいかに多くのフジテレビスポンサーを味方につけられるかが勝負。それこそ花王も含めて味方につける勢いで行くべき。逆に留意すべきは「第二の花王」への対応。「偏向報道を行うフジテレビのスポンサーは許さない！」という態度を外に向けてアピールし続けていかない限り、「第二の花王」への対応次第では反フジテレビ勢力は「反・偏向報道」という錦の御旗を失いかねない。

Permalink | 記事への反応(2) | 22:49

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