2010-03-13

嘔吐が怖い、何故怖い

久々に増田書かせて下さい。流させて下さい。

昨日というか今日の初め、夫が飲み会で激しく酔っ払って帰ってきた。水の入ったコップを渡したらとりあえず盛大にひっくり返した。前後不覚ってこれか、こういう感じか、いやこれは上下不覚か、いやでもバター塗ったパンがバター面下にして落ちる確率カーペットの値段に比例するから、とか心の中で動転スタートしつつ、こぼしにくそうなマグカップに水入れ直して渡した。

話を聞いて分かったことには、後から参加した人に車で送ってもらったらしい。どうやって家まで辿り着けたのかが謎だったので、疑問が解決して良かった、とか、普段ろくにやらないような良い事探しなんぞして、動転をスローにした。

どうも上司無礼講スペシャルかましちゃったらしく、しかも本人酔っ払ってるためか全くもって平気と思ってるらしく、胃がごにょってなった。伏線

よせばいいのにたばこなんか吸って、そんで案の定灰皿もひっくり返した。落ちた灰は少量だったけど、さっき水こぼしたソファの上にピンポイントでかかった。溶けていく灰。模様のつくソファー。元々小汚いソファだったから模様くらいどうってこたー無いけど、灰が水に溶けた臭いは強烈なので、後でまた水拭きとファブリーズしようと思った。のを今思い出した。

酒はめっぽう強くて、誰と飲んでも飲み負けた事が無い、と豪語する夫が、「ぎぼぢわ゛る゛い゛」と力なく言い残してベッドに行った時に、「寝ゲロ→窒息」という単語コンボが頭をよぎった。何か怖かったから、眠かったけど一時間くらい時間ずらしてから自分もベッドに入った。怖がるとかじゃなく、ベッドの横に洗面器用意するとか、そういう実りのある行動した方が断然良かったと今になって思うけど、残念な事にそんな機転が利く脳みそじゃなかった。あと我が家に洗面器は存在しない。

で、眠りに着いた直後、夫が吐いた。起きてトイレまで行こうとしたけど間に合わなかったらしくて、寝室の入り口で吐いてた。動転マックスタオル持って右往左往したり雑巾持って右往左往したりティッシュ持って右往左往したりしてる間に、畳にすっぱさが浸透してしまった。後になって水拭きして数年前に買ったリセッシュかけたけど、きっとまだすっぱい。

畳の上の他にも、その近くに置いてあった夫が明日履く予定のズボンにも、吐瀉物がどっさりしていた。むしろ畳の上は胃液メインだった。固形のものはなるべくティッシュで取り除いてから、ナイトモードで起動させた洗濯乾燥機に放り込んだ。さっきぐぐったら洗濯しても臭いが残るって話が引っかかって、怖くなった。怖くなったところでどうしようもないんだけど、怖くなった。もしすっぱかったら、最近新しく買ったファブリーズをがっしがっし吹きかける心積もりでいる。乾燥は午前七時頃に完了する予定。下の階の人響いてたらごめんなさい。

生まれて初めて他人の嘔吐シーンおよび嘔吐物処理に直面した。生ぬるい人生でした、ごめんなさい。何かおぼろげに増田に向かって謝りながら拭いてた。猫の嘔吐物はいつもさっさか処理してるせいもあって、慢心してた。人の嘔吐物凄い。油断するとこっちまで吐きそうになる。もらいゲローもらいゲローって、頭の中に住んでるブリトラがずっと歌ってた。まだ時々すっぱい臭いが自分の体からする、気がする。すっぱい気持ちに苛まれてるのは確か。

黄色い雑巾そのままゴミ袋に封印しつつ、寝ゲロ窒息しなくて良かった、布団はセーフで良かった、とか良い事探しの旅に再び出たけど、自己ポジティブ限界にぶち当たった音が、脳内にごつーんと響き渡った。何かもうすっぱさとか色々ショックがでかくて、あと洗濯機ズボンが気になって、とりあえず動転ストップするまで起きてる事にした。「食ったもの全部吐いた」って自己申告だったけど、私が処理した固形物はそんなに多くなかったから、第二波があるかもしれないという懸念というか疑念があって、悠長に隣で寝ていられる気分には到底なれなかった。

夫は部屋の入り口で吐いた後改めて流しとトイレで吐き直して、顔洗って寝た。「ごめんなしゃい」って言われたけど、むしろこっちがごめんなさいだよと思った。すっぱさこみ上げてて言えなかった。とりあえず今忍び足で確認したら、横向きで寝てたから、万一第二波が来ても窒息はしないと思う、多分。

昔、たばこの水溶液飲んじゃったことがあって、当然吐いた。乗り物酔い用の袋みたいなやつに吐いた。横に友達と先輩がいた。あの人達はこんな気持ちこらえてそばにいてくれたのかと思うと、今更ながら感謝の念がぼろぼろ溢れてくる。頭でろでろ状態で謝る私に、二人とも大学飲み会で酔っ払いの介抱は慣れてるから、とかフォローしてくれてた。それすごいから!酔っ払いの介抱って凄いから!ほんとすごいから!って今になって思った。昔も今もそういう想像力にかけてて、実際経験しないと相手のこなしてることがすごいのかどうか分からない。とりあえず嘔吐に動じず介抱するってのは、現時点の、当時の友達や先輩より余裕で歳食ってる自分ですらできなかったことであって、ほんとすごい。ようやく実感した。

たばこの煙はそこまで毛嫌いはしてないんだけど、その一件から、たばこの灰なり葉っぱなりが水に溶けたものの臭いは受け付けなくなった。ソファの模様を乾くまで半ば放置していたのも、それ由来。

似たような臭いでも駄目。こみあげる。安いルイボスティーがまさにそんな感じで、知らずに買った茶葉を泣く泣くかつ発作的に捨てた。高くてフレーバーついてるのは割といけたけど、何かもう怖いから自分から進んで買うことは無くなった。

私も夫も殆ど吐いた事がないせいか、嘔吐がとても怖い。何でこんなに怖がってるのか自分でも良く分からないけど、怖い。今度からさっきの嘔吐物に似た臭い嗅ぐ度吐きそうになったらどうしようとか今考えてて、怖い。似た臭いが結構ありそうだから怖い。他にも洗濯機に臭いがついたらどうしようとか、怖い考えばっかり頭の中ででかい顔する。

そしてやっぱりなんかすっぱい。パジャマに胃液ついたんだろうか。これ着替えても上から着たフリースにも付着しちゃってるのかな。防寒どうしよう。いいやもう様子見がてらもっかい寝室行って着替え持ってくる。あんまり眠り妨害する事したくないんだけど。今日八時出勤らしいし。

やっぱそれも忍びないから、洗濯かごにインしてた昨日昼間に着てた服着た。すっぱいのなくなるといいな。

既に書いたけど、今まで生きてて、吐き気だけはやたらと経験したけど、実際に嘔吐した事は殆ど無い。五回くらいかな。ひどく乗り物酔いするタイプなんだけど、常に吐かずにこらえてた。一度だけ車降りた直後に吐いた。小学校四年の遠足の時も、バスから降りる直前に吐きかけて、てか口の中まで吐瀉物きちゃって、でもここで吐いたらみんなに迷惑かかると思って、飲んだ。牛は毎日こんな気持ち味わってるのか、牛生つらくないか、とか思った。今でも思い出す度に腹がぼこぼこしてこみ上げる。

さっきからすっぱくてこみ上げるのとソファでこみ上げるのと思い出でこみ上げるのと、他各方面からのこみ上げファクターと戦ってる。ガム噛んだけど救いにはならなかった。下手に好きなもの食べたら、この思い出とその食べ物が結びついて、その食べ物見たり嗅いだりする度にこみ上げるかと思うと、おちおち食べたり飲んだりで誤魔化せない。しかし腹は減りまくってる。昨日の夕方五時にご飯食べたっきりだ。無礼講の話も思い出して腹がぼっこぼこでまるで煮えたぎってるかのようだ。怒りとかそんな余裕のある思いは沸かないけど。てか私が怒られる側だ。

吐いたのが三時前、増田書き始めたのが四時、そして今六時。ありがとう増田。ごめんなさい増田。書けば乗り切れる気がした。実際なんか乗り切れる気もしてきた。夫が起きたらズボンの在り処告げて、コンビニで何か思い入れの薄いもの買って食って、寝る。予定。昼夜逆転昨日直したばっかなのにまた逆転してお天道様ごめんなさい。何かもう全体的にごめんなさい。落ち込んだり動転したり右往左往したり思い出したりこみ上げたりするけど、私は元気です。

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