2007-07-18

【貧困】道路ぎわに生えているニラを切って食材にしていた餓死

北九州市生活保護の「辞退届」を提出し保護が打ち切られた男性(52)が餓死状態で発見された問題で「生活保護問題対策全国会議」幹事会のメンバーが十五日、男性が住んでいた家の前で献花したあと住民と懇談し、実態を聞き取りました。

 弁護士司法書士研究者など二十人が各地からかけつけました。

 亡くなった男性は「おにぎりが食べたい」「働けないのに働けといわれた」と日記に書き残していました。懇談で、亡くなった男性と三十年の友人だという男性(53)は「生活保護をもらえるようになったとほかの友人から聞いて、これで安心できるなと思った」「保護が切られているとは知らなかった」と悔しさをにじませました。

 近所の住民は、男性やせ細っていく状況を示し「四月ごろからやせてきて働ける状態でなかった」「道路ぎわに生えているニラを切って食材にしていた」と証言しました。友人は「(料理には)卓上コンロを使っていた」と語りました。

 男性に声をかけて励ましていたという住民らは、「市は市民の見守りがたりないというが、地域住民に責任押し付けるのはおかしい」「弱いものを切り捨てるのが仕事なのか」と市のやり方に強い憤りを示しました。

小久保哲郎弁護士は、「住居は人が住むに耐えない状態。生活保護でするべき修繕もしていない。この事件は、全国にまん延している生活保護の辞退届が何をもたらすかをまざまざと示している」と話していました。

市は事実検証し責任所在明かせ 対策会議が緊急声明

 北九州市生活保護を打ち切られた男性餓死した事件について生活保護問題対策全国会議は十五日、緊急声明を発表しました。

 声明は、男性が「働く意思を示し」、辞退届をだしたことを理由に生活保護を打ち切ったとすれば、「同市小倉北福祉事務所による違法・不当な取り扱いがあったといわざるえない」と指摘しています。

 生活保護は、最低生活の最後のよりどころであり、停廃止には、慎重な判断が求められるとし、広島高裁判決は「辞退届」による生活保護の廃止を違法とし、東京都京都市では、生活保護辞退の申し出があっても「直ちに保護を廃止することはできない」としていることを紹介。就労指導のあり方の問題点などを指摘し、「このような事態に至った原因をつぶさに検証し責任を明らかにすべきだ」と求めています。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-07-16/2007071615_01_0.html

 

国民が道ばたのニラを食べていた頃、美しい国税金セレブたちは…↓

 

昭恵夫人ブログに「優雅な暮らし」 「空気読めない夫婦」と批判も

 安倍晋三首相昭恵夫人が開設したブログ日記サイト)「安倍昭恵スマイルトーク」が、話題を呼んでいる。外遊のこぼれ話や夫妻でクリスマスを楽しむ様子などを紹介しているが、優雅な暮らしぶりの一端を公開したため一部メディアなどから批判も出た。内閣支持率回復を目指す首相にとって「内助の功」となるかは微妙だ。

 昭恵夫人は昨年十一月、首相を側面支援することを視野にブログを開設。首相に同行した際に訪ねたベトナム日本人学校の児童から、帰国後に手紙をもらった感激や「女性同士が仲良くなることが世界平和につながると信じている」などの思いをつづってきた。

 しかし一部に物議を醸す内容もあった。

 十二月二十五日のクリスマスには友人でタレントアグネス・チャンさんの自宅に夫妻で夕食に招かれた様子など、私生活も紹介しているが、豪華な料理や、ブッシュ大統領のローラ夫人にもらった飾りをクリスマスツリーに付けた写真などを掲載。これが、夕刊紙やインターネット掲示板で「『勝ち組』の生活だ」「夫婦そろって世の中の空気が読めていない」と批判を浴びた。

 民主党など野党は、七月の参院選に向けて格差問題で追及を強める構えで、首相夫妻の優雅な生活ぶりに政府与党内から影響を懸念する声も上がりそうだ。

 年明けの六日付のブログでは、ミャンマー学校づくりの話題を紹介し、無難な内容に。十五日までの首相欧州フィリピン歴訪にも同行して活発なファーストレディ外交を展開する昭恵夫人だが、情報発信は試行錯誤が続いている。

北海道新聞2007年1月15日

  • まあでも、その税金セレブ達も払ってる税金で生活保護の金が出てる。

  • その2つの記事を並べる心証をつきつめると共産主義に行っちゃうような… 金持ちが優雅な暮らしぶりを見せることで、いま苦しい生活の人が具体的な目標を持てたりする効果もあると思...

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