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ニコニコ動画に対して「きもい」と仰る方々の数が増えています。以前は西洋と日本の顔の差に関する単純な文化的な差異が原因かと思ってましたが、理由はもっと深いところにあるようです。
ニコニコ動画で「嫌だ」とか「きもい」と言われて来た内容は当初、以下の文脈で説明されていました。
この問題は参加者の多くの女性達から指摘され、「日本的なリカチャン顔」風に初音ミクを押し出すことによって殆ど解決しました。
でもニコニコ動画が「きもい」と言う批判の内容はそれだけでは無く、初音ミクを好むDTM業界でも出ています。
そこでどうもおたくと初音ミクの文化差異論だけでは浅い理解と考えられる為、真面目に検討することにしました。
ニコニコ動画「きもい」論は最初、IT系の人々からのものが多かったのですが、最近は一般の人々(参加者の夫や妻まで)から「ニコ動はきもい」と言う言い方をされていると言う話を良く聞くからです。
「おたくなんてきもい・・・まるで牡丹灯篭の怖い話のように彼氏彼女をさらって行く・・・」 これ、まことしやかですよね。うーん困ったもんです。全く。
さて哲学者のミッシェル・フーコーは「物と言葉」の中で建物や言葉の持つ「表象=イメージ」の研究を行ない、「表象=イメージ」は時代によって移り変わると言いました。
例えばパリのエッフェル塔は登場した時、「グロテスクな鉄の塊」「スキャンダル」=きもい!!と騒がれました。画家マネも「草の上の昼食」に始まる一連の絵も「スキャンダラス」=きもいと言われました。鉄道はフランスで・・・・「怖い鉄の塊」=きもいと表現されました。
判り易く言えば時代が大きく変わる時には、社会の規範や人々の美意識が大きく変わると申せましょう。
だから古い一般常識や美意識に囚われている人々から見ればニコニコ動画に「何か異様な・・・」と言う印象を持つ人々の方が普通だとも考えられます。
でも今ではエッフェル塔も東京タワーもマネの絵も鉄道も市民に親しみをこめられて眺められています。時代による規範の変化、美意識の変化とはそんなものです。面白いですね。
江戸末期にフランスの軍服を着た最後の将軍、徳川慶喜さんなどはさぞや「きもい」と一部から批判されたことでしょう。でも明治になれば当たり前の感覚になった訳です。
ニコニコ動画=「きもい論」は何か廃刀例が出た時の明治初期の武士の怒りに似ているような気がします。まあYouTubeの新しい著作権の考え方もJASRACを含む音楽レーベルの「怒り!!」と「きもい、非常識だ!!」と言った批判で迎えられた訳ですが。
ニコニコ動画が「きもい」とかセカンドライフが「きもい」とは「ニコニコ動画やセカンドライフは社会を変える何か」と言う時代のシグナルでもあります。
やっぱりニコニコ動画は既存のネット参加者の美意識や社会規範の感覚に手を触れ、怒らせる怖いものなんですね。昔のインターネット批判と同じですよ、これは。
それにしても10月初のサンノゼのVIRTUAL WORLD 2007の会議は面白かったです。グーグルとセカンドライフにIBMやソニーまで含んだアバターなどの標準化、オープンソース化の協議会設立が決まったし、動きは早いです。
> http://anond.hatelabo.jp/20070722231000
同志社大学大学院 総合政策科学研究科 総政リレーコラム GM-UAWの苦悩
http://sosei.doshisha.ac.jp/column/07.html
3. アメリカ資本主義の中の労働といえば、個々人の労働成果の高低が報酬の多寡と連動し、個人差が大きい「成果主義的」な報酬システムや条件のよい企業を求めて転々と転職するような流動性の高い労働市場をイメージしがちである。たしかに成長過程にある新興IT企業やホワイトカラー労働者では、それらと近似する現実のあることを否定はしない。だが、労働組合に組織されたユニオンセクターで働く多くのブルーカラー労働者にはそれとは全く異なるしくみと慣行があるのが実態であり、このランシング工場もその例外ではない。たとえば、組合員内部には、階層格差が全くなく、したがって入職してから経験を積むにつれてより上位の地位に昇進するキャリアもない。細かくみると、チームリーダーには多少の上乗せ賃率(時間当たり0.5ドル)があったり、修理などを行う保全労働者とラインのオペレーターとでは時間賃率に差があったりするが、工場労働の大半を占めるラインのオペレーターの時間賃率はいかなる部門と職種であれ、また年齢、勤続、性別に関わりなく全くの同一額である(時給26.16ドル)。要するに働きぶりの個人差を反映する査定や熟練形成に伴う昇進キャリアのない世界が厳然と存在しているのである。査定があり、職長(フォアマン)への昇進キャリアのある日本の工場組織とアメリカのそれとの大きな違いがここにある。
中岡望の目からウロコのアメリカ >> アメリカ最大の自動車メーカーGMの経営危機の真相
http://www.redcruise.com/nakaoka/?p=171
さらに、価格競争でもGMは劣勢に立たされている。同社は一台の車を作るのに23時間かかるのに対して、日産ではわずか18時間に過ぎない。いわばGMは低生産性企業なのである。こうした生産性の低さに加えて、GMの経営を圧迫しているのが同社の労働者に対する健康保険と年金制度である。GMは、単に売上規模だけではなく、その優れた経営理念によっても米国資本主義を代表する企業であった。昨年亡くなった経営学者ピーター・ドラッカーは1年以上にわたってGMの経営分析を行い、その結果に基づいてGMの経営に対して「労働者を大切にする企業」であれという勧告を行った。
その勧告に基づいて、現在のGMの労使関係が構築された。おそらく全米自動車組合(UAW)とGMの関係は、良好であると言っていいだろう。GMの健康保険制度はきわめて労働者に手厚いので知られている。同社では、健康保険制度の対象者は現職の労働者だけでなく、退職者にも適用される。05年の対象者数は110万人で、その費用総額は54億ドルにも達している。GMの労働者の時給は26ドルで、一般の製造業の労働者の賃金よりも70%高い水準になる。これに健康保険と年金経費を含めると、時間当たり賃金は約70ドルに達するという推計もある。そのコストを一台当たりに換算すると、1500ドルに相当する。米国で生産している日本の自動車メーカーの場合、約450ドルであるから、いかにGMの製造コストが高いかが分かるだろう。
さらに米国の自動車メーカーでは、レイオフ(一時帰休)された労働者は“ジョブズ・バンク”に登録され、賃金が支払われているのが普通である。GMでは、そうした労働者が7500名いるといわれる。こうした費用も、GMの高コスト構造の要因となっている。
Take Action: Respect for Toyota Workers
http://www.unionvoice.org/campaign/Toyota
Workers at Toyota's Georgetown, Ky., plant need your support. Employees who are injured at work have lost their jobs. Full-time workers are being replaced with temporary workers who make half the pay and have little or no health insurance.
というかこれはこのことなのかな?
自動車工場で奴隷として働いているオマエら、目玉よく見開いて読め
http://anond.hatelabo.jp/20070722231000
そんなトヨタもアメリカで人件費削減だってよ。人件費削減して、時給いくらになると思う?
「現行の米国工場の従業員の時給を落とすつもりはないと言う。だが新規に採用される従業員の給料は、地域の製造業の平均賃金を50%以上上回ることはなくなる。新制度に従うと、地域の製造業の賃金が14ドルのデュペロでは、トヨタの従業員の時給は20ドルを超えない程度になる。」
人件費削減して時給20ドルだってよ。時給2500円だ。
UAW - Features : Workers’ Rights Board hears concerns of Toyota workers; Panel recommends limits on use of temporary workers
http://www.uaw.org/news/features/vw_fst1.cfm?fstId=19
A major concern is the company’s widespread use of so-called “temporary” workers, who work for months and even years in hopes of winning full-time employment. They earn $13 an hour - less than half the wages earned by full-time Toyota manufacturing workers.