はてなキーワード: 見坊豪紀とは
元は「足を掬う」の誤りなんだけど、慣用句として認められつつある模様。
https://ja.wiktionary.org/wiki/%E8%B6%B3%E5%85%83%E3%82%92%E6%8E%AC%E3%81%86
その39 足も、足下も、すくわれないでね。 | 三省堂国語辞典のすすめ(飯間 浩明) | 三省堂 ことばのコラム
https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/column/sankok39
理屈の点からも、言い回しの新古の点からも、「足下を~」を不採用にする理由はないと考えられます。しかも、この考えをさらに強固にする用例があります。それは、『三国』の初代主幹で、日本語の用例収集に一身を捧げた見坊豪紀(けんぼう・ひでとし)自身が、著書の中で「足下を~」を使った例です。
〈石黒氏の指摘は、ほんとうに足もとをすくわれたような驚きを私に与えた。〉(見坊豪紀『辞書と日本語』玉川大学出版部 1977年 p.40)
いわば、辞書の神様のお墨付きを得たようなわけで、「足下をすくわれる」も、「足をすくわれる」も、仲良く『三国』に載りました。ただし、語釈は「足をすくわれる」のほうに記し、「足下をすくわれる」は空見出しとしてあります。
三省堂国語辞典には、どちらも載ってると。