はてなキーワード: 区別対象とは
まず初めに違いを見出す。そしてそれに対処する。それが区別。
その上で区別対象を嘲笑したり、不利益な立場に追いやったりするのが差別。
しかしここで厄介なのが競争という概念も同居しているということ。
競争の勝者は称賛され、敗者は勝者に劣る扱いを受ける。
これらを見分けるにはそこに勝負があったかどうかということ。
勝負もしないで他人を悪く言うのは差別である。
しかし勝負した結果、敗者を悪く扱うのは差別ではない。(蹂躙だ)
「これは差別ではない。区別だ」という主張には多かれ少なかれ勝者の理論による蹂躙が含まれている。
差別ではないというのは正しい。
だが戦争の勝者が敗者を蹂躙することを正当化するには別の理屈が必要だ。
Permalink | 記事への反応(0) | 11:52
ツイートシェア