はてなキーワード: 保護貿易とは
いまは環境税って考えがあるから、受け入れられるかもしれないし、国内の森林資源・林業の活性化にもつながるし、熱帯雨林の破壊問題輸入しないでいいということは船舶輸送が少なくなるから、CO2の削減にも貢献する。
でも、WTOとかアメリカ・カナダが黙っちゃいないと思うよ。自由貿易に反する、保護貿易主義だ!って。
それに、船舶輸送の需要が減るということは、国内の商船各社も打撃を受ける。
製紙・製材業も、木材の材質が変わるということは最適条件も変わる。
それから、国内の森林需要が旺盛になることは喜ばしいんだけど、その一環として林道・砂防整備とか(みかけ上の)森林伐採も旺盛になる。そこら辺の投資や産業活動に対して、自称エコ活動家がどう出てくるかも気になる。公共事業にウルサイこのご時世でもあるしね。
いろいろ問題を抱えてはいるのよね。全部を解決する方法なんてないのは当然だけれど。
なにより、元増田が言うように、林業って数十年スパンの産業だから、他の産業以上に、いま何かしようにもスグにどうにかなるものでもないし、いま何かしたところでスグどうにかなるもんでもないし、いまいいと思っていることでも結実する頃には全然状況が変わってたりする。
世界恐慌はブロック経済化してもよくはならなかったし、鎖国すれば景気がよくなるなんてことはない。強国の証でもない。それが本当なら経済制裁されて貿易できないほうが豊かになれるはず。そもそも江戸時代の鎖国自体があとから作り上げられて神話。
あと自由貿易を言ってる層と保護貿易を言う層自体が違う。不況になると市場経済を否定する風潮が広がるから保護貿易派の声が大きくなるだけ。
それに売上が減ってるのはマスコミだけじゃないし、不況だからといって全企業潰れてるわけでもないのに一部に利益を上げる企業があるのは当たり前。それほど悪くない決算結果というのも一体何を根拠にしてるのかわからん。製造業とかかなり悪い数字ばかりなのに。
次のような官僚批判を耳にしない日はないといっていい。
「戦後 50 年。日本の再建は官僚主導の保護貿易によって成功したものの、一度作られた保護主義を解放することは難しく、日本の改革は、10 年遅れたといわれる??Japan-bashingから Japan-passing そして Japan-nothing とさえいわれるようになった。バブルや住専問題のつまずきはその象徴であり、官僚の中の大物といわれる官僚があいついで汚職で摘発されるのは官僚の権力とおごりの結果である??かくて官僚主導経済を是正しなければならない」(加藤寛『官僚主導国家の失敗』東洋経済新報社、1997年)
しかしながら、筆者は現在の不況の責任を官僚に負わせるとしたら、またそもそも日本の経済成長が保護主義の故だというなら、それは官僚の「過大評価」であると考えている。最近の官僚に責任を押し付けるような批判は、「世界に冠たる日本の官僚」という官僚に対する一種の期待と、「エリート主義」に対するコンプレックスの裏返しに過ぎないのではないだろうか。いわば皆が皆「官僚神話」に取りつかれた振りをしている。
http://anond.hatelabo.jp/20070310232101
競争したからといって格差が開くとは限らないだろ。
能力差が小さければ競争しても格差は開かない。
先天的な能力差があれば、競争なんかしなくても格差はある。
たとえば、先天的に体も動かず目も見えず耳も聞こえない人と五体満足な人との格差は競争したあとでなければ存在しないんだろうか?そうは思えない。
それに政府の介入が格差を作り出す場合もある。
テレビや出版が他業界より高給になれるのは政府が規制して競争しないようにして消費者に高値を払わせてるから。規制緩和したら他の業界との差は縮まる。正社員とフリーターの格差だって労働法制で首切りしにくくしてるからでもある。先進国と途上国の格差だって移民規制したり保護貿易をやってりしてるから大きくなる。