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2007-10-24

http://anond.hatelabo.jp/20071024123222

確かに三国志だけど、そのなかのストーリーテリングツールとして「民主主義ファシズムと前近代国家」が出てきているわけで...

ふと、この作品に、民主主義ファシズムと前近代国家は出てくるけれど、共産主義が出てこないのが気になった。

銀英内の世界が、共産化まで成熟してないということじゃないかな。

アーレ・ハイネセンは自由を求めて独立して民主国家をようやくつくった。そんで、もっとも進んでいたフェザーン資本主義自由主義の急進お化け国家だったわけだし。

そう考えたら、資本主義社会主義共産主義まで届いていないということなんじゃないかな?

それにそれに、銀英には軍人政治家市民は出てくるけど、労働者は出てこないんだよね。

2007-09-14

http://anond.hatelabo.jp/20070914161245

バイトしてたところでDr.スランプ原画を見たことがある。

その職場では少年漫画だけでなく少女漫画エロ漫画劇画、いろんな原画を見ることができたんだけど、

鳥山明だけはあきらかに別格だった。

プリンタで打ち出したかのような線のゆるぎなさ、キャラの造形などにも驚いたけど、

何より、車や飛行機、家など、ちょっとした機構物がやばかった。

デフォルメされて縮尺も無茶苦茶なのに、実在するかのようなリアリティがあって、

なのにメカが突然しゃべり出してもおかしくないエネルギーとか説得力が一つ一つに詰まっていて、

コマ割りにもストーリーテリングにも遊び心がつまっていて。

この人は本当にスゴいんだと思った。

余談だが、もう一人別の意味でスゴかった人がいる。

松本零士

俺がみたのは999の原画だったんだけど、黒塗りの宇宙がヤバすぎた。

何ミリあるか高さが測れそうなくらい、塗りに塗って塗りこめた黒地の彼方に瞬く星やら銀河やら。

見開きで999が星の海を渡る場面からは、ゴッホに近い妄執や狂気が匂ってきた。

ああ、この人も本当にスゴいんだ。

でも絶対会いたくないなと思った。

松本先生のその後については皆様ご存知の通り。

2007-07-09

http://blogs.itmedia.co.jp/kenjiro/2007/07/post_78d6.html

コンサルのシゴトは、「気付き」を与えること。そしてそれとパワポとの関係

実にいい記事に出会った。コンサルタントとしての基本を思い起こさせ、かつコンサル生業としている者を奮い立たせる内容だ。

エントリに絡むはてブのごく一部に「当たり前」という趣旨の批判がある。しかしながら、こういう批判をする者は、当たり前をいかに忠実に行うかの難しさを知らない世間知らずの学生か何かなのだろう。適当に放っておいて良さそうだ。

優秀なコンサルタントは、さらに、パワポを見てみれば判別できるという話もある。

やたらオートシェイプやアニメーションをふんだんに使うスライドプレゼンを行うコンサルの提案は、その9割方を眉唾と思ってほぼ間違いない。

対する、ウォートンやケロッグなどの著名 BS を修了したようなコンサルの作るパワポは実に美しい。

まず、ムダな虚飾がいっさいない。日本にいるあまたの外資系コンサルが、それこそ「コンサルらしい」スライド作りに腐心している姿を見るのとは雲泥の差だ。

それでもって、優秀なコンサルが作るスライドは、シンプルながらも訴える力が強く、なおかつ意思決定者に決断を迫る優れた(テキストによる)ストーリーテリングが行われている。

そして何よりも、優秀なコンサルが作るスライドは、枚数が極端に少ない。10 枚を超えることはほとんどないと言ってもよい。だいいち、30 枚も 40 枚も、あるいはそれ以上もあるプレゼンを見せられた日にはちょうどいい午睡の時間とされるのがオチだ。

あまたのコンサルたちの作るきらびやかスライドを見終わった後のクライアントたるあなたの感想は「だから何?(So what?)」であることはほぼ間違いない。それに比べ、優秀なコンサルの作ったスライドを見終わったあなたは、プレゼン会議が終わるや否や、臨時役員会のスケジューリングを始めることだろう。

エモーショナル=アトラクティブではないのである。少ない労力で最大の効果を得る、いや、これはちょっと違う。優秀なコンサルは、そのシンプルで美しいスライドを作るためにロジックを何度も練り直すのだ。

そうやって提供されるプレゼンテーションが成功しないことはむしろ少ない。皆さんのプレゼンが成功することを祈るばかりである。

2007-05-02

http://anond.hatelabo.jp/20070502211659

ちげええええええええええええええええ。何か根本的な勘違いがある。

まず「流通」という言葉は何を指しているのか。虎等の書店流通のみを考えるならその指摘は正しいが、現実には違う。書店流通と、そうではない即売会流通同人誌の通常系)の比率を出さない限り、「実態を表してる」なんてことにはならない。

また書店流通においては、書店流通「しやすい」同人誌と、そうでない同人誌が厳然と分かれており、特にとら・メロン等の大手では「エロ書店流通しやすい同人誌」という認識がされていて、エロやその他「イベントに足を運ばない人」に売りやすいラインナップを揃えている。この時点でサンプリングとしては既に不適切なんだ。

だから「ある程度売れるサークルの本しか扱ってないから、実態を示している」わけではない。正確には「とらは書店売りという形態に即したサークルの本、特にエロを主流に扱っている」なんだ。そしてとらやメロン辺り以外の非大手書店流通や、非書店の通常流通即売会)の流量を示さない限り、実態はまったく分からない。

エロのピコ手島3つ合せても、エロサークル1つの売り上げ冊数、金額に達しないとしたら、それ数えてどうするの?

そもそも、この比率認識がおかしいんだな。現実には「島中」というのは極厚のボリュームがある。中小規模イベントを加えると更に増える。純粋サークルベースでみても、壁サークル1に対して、普通の島中サークルが幾つあると思ってるのさ。仮にコミケだけをサンプルにとっても、例えば東半分辺り壁配置90に対し、島中は2160スペース。1:24ぐらいの割合。現実には緩衝材扱いの「偽壁」があるのでもう少し下がる。「エロ」かつ「圧倒的売り上げ」のサークル数に絞るともっと下がる。壁の全てがエロなどと思わないように。女性向け大手には非エロも多い。

んで、大手壁に一極集中、というのは主に男性向けに多いスタイルで、近年の女性向けにその傾向がないわけでもないが、基本として「自分のお気に入りのカップリングストーリーテリングをする中小サークルを多数抱えてそこを追う」というスタイルをもつ女性は多い。その需要を支えるように、女性向けサークルは中小規模のイベントオンリーイベントにそれこそ男性向けサークルが驚くほど足繁く出展するし、買う側も回り続ける。

つまりこの辺りを考えると、純粋に冊数ベース流通量という面でも「エロ大手」と「それ以外」の差が「数えなくて良いほど」であるとは思えない。正確な比較は困難ではあるがね。無論「中堅以下がエロを出さない」というわけじゃないので、大元の話題からは少しずれてしまうのだが。

まあ、結局何が言いたいかっつーと、サンプリングが不適切ということだけではある。

別に801においてエロが少数派な事を証明したいわけではない。実際、

やおいとはホモセックスのことだと思っている人も多そうだけれど、実際18禁レベルセックス描写がある本は少数派だと思う。プラトニックも多いし、キスだけで終わる本のなんと多いことか。私はそういう本が心から好きだ。

これはこの人がそういう本が好きで、そういう本を主流に買ってるだけだろうと思ったし。

2007-04-11

これは我儘な願いなのか。

二十代後半男子向けのアニメが観たい。

社会的なポジションがそこそこ固まってきた代わりに、だんだんと責任があって大変な仕事を任されるようになってきたことの苦労とか、自分の可能性の限界が見えてきたことへのどうしようもない焦燥感とか、上司と部下の間で板ばさみになることのストレスとか、長年続いてきた恋愛に「結婚」の可能性が出てきつつ、仕事の中で新しい出会いも生まれてしまうことのとまどいとか、そういうのを「燃え」とか「萌え」のオブラートにくるんでやってくれるアニメはできないもんだろうか。『ダイガード』とか『よみがえる空』をもっとちゃんと作り込んだ感じというか。

ドラマを観ればいいじゃん、というツッコミが予想されるんだけど、こちとら二十数年間どっぷりマンガアニメに浸かってきてしまったわけで、実写――それも二十代とか十代そこそこの若い人――って観ていて辛いのよね。俳優の外見と演技力の点で。洋モノの俳優並にきっちり役を作りこんでくれるならいいんだけども。

えーと、ようするにアニメ絵へのフェティッシュな感情があるんだけど、ストーリーテリング的にはいい加減アニメテンプレ的なドラマに飽きている、っていうことなのよ。もう学園ものもファンタジーエヴァエヴァしいロボットアニメもあんまり一生懸命観る気がしないのよ。助けて。情けないのはわかるんだけどどうにかして。

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