はてなキーワード: ももかとは
恋人ができると身体の形がかわるからすぐにわかると、そう友人に言われたのはほんとうだと、最近になってわかるようになった。
もともとやせていたはずなのにウェストが細くなり、ちょっときつかったはずのレギンスにすこしだけ余裕ができる。ゆびがすこしだけ柔らかくなり、身体の関節がすこしだけやわらくなる。
いつも三日坊主の、思い出したようなヨガをたくさん思い出すようになったわけではないし、朝に走るのを週1回から週2回に増やしたわけでもないし、食事の量がこれといって減ったわけではないのに。
それでもベルトの穴はふたつ内側になる。
やせているやせていると言われつづけて、えっ? わたしそんなにやせてないよ? と締まらないウェストを見て思っていたのだけど、恋人ができたわたしのウェストをみてやはりと思う。やはり、無駄なものがついていたのだねぇ。
恋人とは電話だけの関係で、毎日のようにきっかりと一時間だけ話す。男性恐怖症のわたしをみて、こわがる必要はないよとやさしくいって、どうしたらこわくないだろう、電話なら大丈夫かなと、わたしのキャリアにすんなりと変えた。
それからのわたしの午後八時はバイトや見たいテレビがないときの日課になっていて、彼が職場から帰ってきて、食事をして、トイレに行って、コーヒーを入れて、メールをチェックして、緊急性が高い問題が起こってないことを確認してから、それから電話代の心配がいらない時間までがふたりの時間になる。
まるで講義みたいだというと、彼はむかしの恋人の話をし、恋人というのはちょっとでもゆだんしていると5時間でも6時間でも平気で長電話をするので、それぐらいがちょうどいいし、家賃並みの電話代に怯えるのはけっこうつらいものだよという。なにも話をしないで、もうねた? いまなに読んでるの? とかそんな会話しかしていないのに、電話を切ることができなくなってしまうのだという。
たしかに、午後九時がくるのはわたしにとってあまりうれしいことでないし、できることならずっとつながっていたいのだけど、どのみち無料で電話を掛けることができるのは午後九時までだし、どんなにあまいたべものも、ずっと食べ続けていると麻痺してきてしまうものだと、そう思って我慢することにしている。恋人曰く、実際のところ恋愛でいちばんたいせつな時間は、お互いを想って餓える時間なのだとか、ほんとうかどうかは知らないけれど。
わたしがその餓えを実感したのは、身体の形が変わり始めてからだ。
ずっとなぜだろうと思っていたのだけど、それがセイテキコウフンのせいだと気付いて、まっかになるのが顔だけでなく、それがくびすじを降りて、両腕を通って指先まで紅くなり、胸や背中を走って、細くなったウエストを下って、ももから足の指先まで、はずかしさに染まる気がした。
色気づいているのだって誰かに気付かれるのではないかと思うと、恥ずかしくなる。
はっきりと男性を受け入れるカタチに自分の身体が変わっていくのに愕然とする。
電話で話す恋人に、男を感じているのだと思うと申し訳なくなる。
あなたが好きなのはそんなところじゃないのに。
でも、男であるあなたも好き。
こんなことになってしまったのは、わたしが彼に興味本位で聞いたからだ。
男の人って、結局、女の子と寝たいだけなのでしょって。
彼は困ったようにことばをとぎり、電話の向こうでなにかを悩んでいた。話そうか話すまいか悩んだ末に、前の恋人の話をはじめる。とても正確になにがどうなり、どうなっていくのか、それを正確に話したのは、彼が自分の気持ちをはっきりと伝えたかったからだと思う。彼は伝えたかったのだろうと思う、火遊びをはじめて、お互いがお互いに溺れるようになるとろくな事がないよ、ということを。
まるで失楽園のような恋愛を、わたしとしたいわけではない、ということを。
彼はいまでも、前の恋人を溺れさせてしまったことを悔いていて、わたしとまた同じことになるのを極度にこわがっている。だからわたしが男性恐怖症で、電話しかできないことに、思いのほか満足しているようで、それでも、このまま一生電話のままであることも怖がっていて、その両側を振り子のように揺れつづけている。
それでも、彼の話はわたしにセイテキコウフンがどのようなものかを教えてしまい、ときどき朝目ざめると、ベッドの中でとうとつにそれにおそわれる。
隣に恋人が寝息を立てていて、わたしがおでこをなでるとねぼけまなこでわたしの背中に腕をまわし、ぎゅうと抱きしめられる。そんな妄想にとらわれて、その激しいセイテキコウフンのあらしに一時間も二時間も土日はおそわれる。
彼がとてもいとおしくなって、その腕にぎゅうと包み込まれて、彼の胸の中に沈んでいく。わたしも彼の背中に腕をまわして、彼を包み込む。そうやって心臓をどきどきさせて、あらしに吹き荒らされているうちに身体のカタチが変わっていくことに気付く。
色気づいているんだ、わたし。
俺、今20代後半で、心臓病。自分の場合は、移植は必要なかったのだが、手術中の輸血のために同じ血液型の人が大量に必要で、親の仕事の関係者とかに集まってもらって、待機してもらったらしい。とにかく大変だったという話はたくさん聞いた。今は医療技術が進歩したので、そこまで大変ではないらしいが。ちなみに、自分は「最上の命医」っていうマンガの主人公と同じ病気・同じ手術で、1巻の冒頭に手術の方法まで詳しく書いてあるので、興味があったら読んでみて。
うーん、とりあえず、自分は特殊な人間なんだ、という感覚はずっと持ってきたね。同い年で同じ手術頑張って受けたけど、手術中に血液がいきわたらず脳障害を起こして寝たきりの子の話とか聞いたし。小学校から、「運動では勝てないから勉強ではトップでなければならない」みたいに思っていた。で、東大にギリギリで現役合格したけど、その後は、あまりたいしたことのない人生を歩んでいます。
あ、あとね、9歳の時に、追加でカテーテル手術受けたんだよね。自分の心臓に管が入れられるのを、自分が見ている手術。太ももからね、カテーテルっていう細い管を入れて、心臓近くの血管まで延ばして、そこで風船みたいなのを膨らませて血管を太くする手術。この手術、手術中もちゃんと意識があるんだよね。たぶん、心臓には痛覚がないから、麻酔事故のことを考えると、全身麻酔でなく太ももの局所麻酔の方が合理的だからだと思う。同時に造影剤も入れられてね、でっかいスクリーンに、心臓と管の位置が表示されるのを見ながら手術が進むの。で、その画面、意識があるから、手術を受けている俺も見ているの。「おー、管が進んだー」とか思いながら見ているの。
正直、当時、「自分の心臓に管を入れられているのを平気で見つめていられる俺、クールで超かっけー!!」って思ってた(笑)痛みは、まぁあったよ。たぶん、バルーンが膨らむときだと思うんだけど、胸焼けのすっごいのみたいなのがくる。
まぁ、いい人生経験になったよ。たまに、人から精神的に弱いとかおっとりしているだとか言われるんだけど、「自分の心臓に管が入っていくのを自分で見つめている」とか「『全力疾走すると死ぬかもしれません』といわれながら普通に体育で全力疾走させられる」とかいう状況になっても、落ち着いていられる人にそういう発言をして欲しいなぁ、と思う。まぁ、大人だから言わないけどね。ってか、今は健常者と同じだから、いちいち心臓病のことは伝えていないし。
http://www.asahi.com/national/update/1007/TKY200810070171.html
中学3年生だった少女(当時15)に胸の脂肪移植手術を行い、経過観察を怠った結果死亡させたとして、警視庁は7日、東京都渋谷区の「○○○整形外科医院」の○○○院長(66)=世田谷区=と元准看護師(29)=盛岡市=を業務上過失致死の疑いで書類送検した。同庁によると、2人とも容疑を認めているという。
捜査1課によると、院長らは06年3月24日午前10時半ごろから午後1時半ごろにかけ、東京都日野市の少女に、太ももから吸引した脂肪を胸に移植する手術を実施。手術後、鎮痛剤などを投与した。少女は同日夕、薬の副作用で窒息状態などに陥り、午後7時ごろ死亡した。
同課は、院長らが術後に、血圧や脈、体温などに異常があった際に検知する機器を装着せず、経過観察も怠ったことが死亡につながったと判断した。院長と元准看護師はいずれも「安易に考えていた」と供述しているという。
この記事から「この少女は病気を治すために手術を受けた」という正しい情報を読み取らなければならないのですが、自分は、他の記事を読むまで、そうまでして胸を大きくしてどうする?、と誤解したままでした。
読解力がなくて本当に申し訳ない。皆さんはだいじょうぶでしたか?
太っているけれども、健康な人。痩せているけれども、不健康な人。
太っていて、痩せようと頑張る人。痩せているけれども、まだ太ってると思いこんでいる人。
日本には色々な女性が居ます。一緒に働いているアメリカ人とインド人はよく「日本の女性は不健康な位痩せてるね。痩せてて胸もないと可哀想になるね」と、言います。そんな人達の間にいる私はぽっちゃりなので外人には好評ですが、日本人には受けが悪いです。「生まれる国を間違えたね」と、アメリカンに励まされたりもします。
身長が165cmあるのにハイヒールを履いたりするので、満員電車で良く前に立った女性の頭を胸で押してしまう事もあります。その度に不快な顔でにらまれます。巨乳でも体重が40キロ代だったら「素敵」と、なりますが、50キロ代以上だったら「デブ」「醜い」と、なります。この国では、偽乳はありでも巨乳はなしです。
細くても足がちょっと太かったりするとデブと認定されます。服のサイズが上下ともSサイズでなければ駄目です。上下バラバラのサイズなんて言語道断です。それが美しいのです。
会社の女子あこがれの的になっている先輩は、ジムに通って割れる腹筋を手に入れた女性です。体脂肪率も有り得ない位な数字をはじき出しています。でも、その腹筋を見る度にボディビルダーを想像してしまう自分は、負け組です。
先日もテレビでお笑い芸人の人が「太っちゃったから、ダイエットしたの」と、話していました。その番組は毎週欠かさず見ているのですが、その女性が何時太ったか分かりませんでした。何時も彼女は棒のように細い手足と、ぺたんこの胴体をしていて、まるで人形。彼女は過酷なダイエットに成功して痩せたそうですが、太ってしまった体重が45キロで今は43キロで「普通に戻った」そうです。その話を聞いていたパーソナリティーの人も、痩せすぎとも言わずよかったねぇと、男性なのに言っていて、いつの間にかこの体重が普通になってしまったようです。まさに知らぬ間に。
でも、健康的で見た目もいい体重って何キロなんでしょうか。痩せようと悩んでいたら、会社のイタリアンが「最近イタリアでも、お母さん見たくなりたくないって女の子、みんなダイエットして、死んじゃう子もいっぱいだよ」と、過激なダイエットは止めろと言いましたが、やはりこの国で暮らして行くには痩せなければなりません。
服はSサイズ、またはMサイズの小さいの。Lなんか有り得ないという風潮の今。何処が太ももか分からない細い足に細い腕。骨の浮き出た胴体に小さなお尻で、小顔。胸はあればいいけれども、無くても美しい。それが今の日本。小学生もダイエットしていると、主婦になった友人にこの間言われました。なんでも小学生向け雑誌にダイエット特集が普通に載ってて、みんなそれを読んで痩せなきゃ!と、必死になるそうです。
「友達の誰かが2キロ落ちたって言うと、他の子は3キロ、4キロって痩せてって……クラスで太ってる子、ひとりしかいないわよ」時代は変わったようです。私が子供の頃は、肥満が健康児だったので、クラスの肥満児はちやほやされていましたが、今は違うんですね。
さて。簡単確実に細くなる方法ってないのかしら。ピザが日本から居なくなる日まで……ガリガリだらけになる日まで……がんばるっきゃないな。
お前このコーディネート着てないだろ。着てないで勧めてるだろ。
どれを選んでも地味な色のもったりしたセーターから、冴えないラインのTシャツをのぞかせて、
テーパードのスキニーを?黒か灰色で?
地味。寒い気候の紛争地域の青年か。このセーターだと肩から腰・尻まですとんとまっすぐに線が出て、寸胴に見える。で、脚だけが棒みたいに細く出る。可哀想だろ。思わず「おばあのおにぎり食べるかい?」とか聞いちゃうだろ。
で、スキニー。しかもテーパード。その上ストレッチ。特にユニクロのはストレッチはほんとによく伸びるぞ。それを踏まえて、ぴったりのサイジングをしたとしよう。太ももから足首までぴったり足のラインが出る。タイツとたいしてかわんないくらい出る。上がかっこいいならともかく、なあ。
ていうかジャケットはなんでせめて同じ値段のコーデュロイとかにしないんだよ。ウールセーターの上にポリ綿入ジャケットって君それもう、見た目もっふもふだよ。あったかそうでいいね。むしろ機能性重視でしか着ないよその組み合わせ。
カーキかモノトーンでもふもふまとめて、で、赤茶のマフラーだっけ。がんばれ。
これなら全身UAと一緒に見えるって言われたら、ユナイテッドアローズが草葉の陰で泣くよ。あのスタイル良く見えるよう裁たれたラインに謝れ。
何でこれだけ言えるかっていうと、うちの弟(童顔22歳、修士課程、96%童貞)がそんな感じで着てるから。
そしてどう見ても面白い格好だから。サイズはあってるっぽいけど。