料理の中に味の偏りがあるのが好きだ。
たとえば既製品のパスタソースをかけてパスタと混ぜる時、完全に混ざり切った状態だと味は均一に近くなるが、あえてソースが多い個所、薄い箇所を残しておくことによって、味の濃淡を楽しむことができる。
ソースが少ない個所から食べ始めて、ある種のソースへの欲求を高めていき、濃い場所を楽しむ。均一に混ざった状態では生まれない快感が生まれる。
料理を作る際も、最後に調味料で調整をする時に、塩が濃い部分、薄い部分を絶妙に残す。
一食の中に感覚的なアシンメトリーを持ち込むイメージだ。
Permalink | 記事への反応(2) | 11:56
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すごくわかる 逆にぐちゃぐちゃに混ぜるのは他人がやってるのを見るのすら不快 食事の前や後に手を合わせて上品ぶってるのにぐちゃまぜされるのはもっと不快
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