周囲数キロに渡って車も人影もないところで。
多分、誰にも見られていないと思う。
私達の祖先たちは大昔、どういう気分で自然の中を歩いていたんだろうか?
それが知りたかったんだよね。
とかドキドキしながらパパッと脱いでちょっと歩いてみてササッと車に戻るではそんな気持ちわかりっこないと気づいてしまった。
せめてドキドキが収まるくらいまでの時間くらいは過ごしてみて試してみないと何もわからないままじゃん。
車のキーも置いていこう。
パッと見ではわからないように草むらの根本にキーを置いて何も身に着けずに出来るだけ車から離れて歩いていく。
ドキドキがおさまって裸でいることが平気になるまで歩いていくことにする。
大丈夫。
何も起こるわけがない。
ヨシ、脱ぐぞ。