そういって姉がふらっと失踪した。
私は空き部屋となった姉の部屋に佇み、ただ隅で漫画を取って読む。
適当に本棚から取った本は、本当に面白くなくて、腹が立った。
部屋の時計は電池が切れて止まってる。
傾いたグラスに陽光が混じり、明るく濁ったワインを喉に落とす。
ノーブラティシャツホットパンツに足を組み、ワイングラスを片手に本を貪り読む。
朝から酒を喰らうは無職の特権であり義務である。
流れ星はもはや、胃のなかだ。
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