2023-11-15

ちょっと夜風に当たって来るね

そういって姉がふらっと失踪した。

私は空き部屋となった姉の部屋に佇み、ただ隅で漫画を取って読む。

適当本棚から取った本は、本当に面白くなくて、腹が立った。

部屋の時計電池が切れて止まってる。

傾いたグラスに陽光が混じり、明るく濁ったワインを喉に落とす。

ノーブラティシャツホットパンツに足を組み、ワイングラスを片手に本を貪り読む。

から酒を喰らうは無職特権であり義務である

流れ星はもはや、胃のなかだ。

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