そこでは夜でも定食のようなものが食べられるから重宝していて、たまによる。
その日はたまたま客が俺と若い女性しかいなくて、見た目から仕事帰りなのは一目瞭然だった。
綺麗系っていうんだろうか。
ネイルをしていて、化粧も崩れておらず、端整な顔立ち。
おっぱいも大きい。
そんな彼女が定食らしきものをがっついて食べていて、そのあと「げぽーーーっ!!」と大きなげっぷをした。
目を疑ったね。というか俺の箸が一瞬止まった。
思わず顔を上げてしまったほどで、目が合っても彼女は涼しい顔でまったく気にしていない様子だった。
そりゃまあ、40過ぎのおっさん一人しかいないんだから、遠慮も何もなかったのかもしれない。
でもなんだか寂しく感じた。
この時に感じた寂しさとは何だったのだろうか?
思わず目を伏せ、自分の手元にあるのは食べかけの一番安い定食。
反射的に、心の中で溜息を吐いた。
お前がおっぱいガン見してるから「おえー!」ってなったんだよ。 「見るな!」って意思表示。 綺麗系っていうんだろうか。 ネイルをしていて、化粧も崩れておらず、端整な顔立...
キモイ無敵の人っぽい奴が見てくるから自衛かもな
傍らに人無きが如し