マンガの「宝石の国」って、最新話のほうを見ると完全に「火の鳥 誕生篇」みたいな、火の鳥 Zero みたいな話になってるよね。仏教的な悟りを経て魂が救済されて、新たな生命の誕生に向き合う話。多分、最後は再び生まれる有機物の生命体の誕生を見守るか、無機物生命体の発展を見送るかをして、この世界に生命・意思が無数に存在することの尊さを感じて終わるような。
そうするとアニメ化された前半どころか、後半に至るまでの群像劇は「悟りに至るまでの長い苦悩の道のり」であり「悟りを阻害する煩悩(愛されたいという願望)」を繰り返し描く絵巻物のような構成ということになる。あな恐ろしや。
Permalink | 記事への反応(0) | 09:12
ツイートシェア