2023-02-08

虚無僧が家に来たことがあった

子供の頃、自宅にいたら「ブフォー〜」という音が遠くから聞こえてきた

すると母が「あ、虚無僧さんが来たかも」と言った

尺八の音はどんどん近づいてきて、自分の家の前でずっと鳴っている

「どうしよう、断ろうかしら」

「何を断るの?」

托鉢といって、お金を少しあげるのよ」

「え、なんで?」

修行…かな?あ、あんたが言ってみる?『手の内ご無用』と言えば帰ってくれるよ」

「えっ、え?」

母が玄関を開けると、草?で編んだカゴを被った人が尺八を吹いていた

はっきり言って驚いたし、本当にこんな人が現代にいるんだって思った

「えっ、えっと…手の内ご無用

すると虚無僧はどこかに去っていった

なぜだか少し悪いことをした気になった

30年くらい前の話だけど、ふと思い出したので書いてみた

  • ほえ~そんな合言葉があったのか知らんかった

    • 『手の内ご無用』=二度と来るなボケ。 やで^^;

      • いやあ意味合いはなんとなく分かったけど 駅の片隅に立ってるのを遠巻きに見たことしかなかったんで新鮮だったわ

  • 五円でも十円でもお布施を入れてあげれば良かったのに。 寄付する側の功徳を積む修行だと聞いたことが有る。 実際にはそのお金(等)で寺の修復したり、ご飯食べたりするんだろうけど...

    • 寄付する側が徳を積むとか、自分が金を欲しいだけなのに謎の理屈を捏ねてだまそうとしている。 はっきり言って統一教会と何も変わらんのに、よく寄付すればよかったのにとか言える...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん