リレーションさえあればとりあえずどんな状況でもなんとかなるのである。
そして、そのリレーションは、ただでさえ少ないリソースの中で、さらに厳選しなければならない。なぜなら、リレーションには相性があるからだ。
たとえば、AというリレーションとBというリレーションがあったとする。Aは人付き合いがよく、友達も多い。Bは人付き合いが悪い上に、友達もいない。この二人に同じ仕事をさせる場合、Aのほうが圧倒的に効率が良いのだ。
なぜならば、Aは「仕事」というリレーションに対し、非常に多くのリソースを割り当てることができる。つまり、「仕事」というリソースを最大限に活用できる。一方、Bは「仕事」に対して非常に多くのリソースを割くことができないため、「仕事」に対するリソース配分を工夫する必要がある。すなわち、「仕事」というリソースを最大限に活かすためには、「仕事」というリソースを効率的に使う必要がある。ゆえに、「仕事」というリソースを最大限に活用するAと、「仕事」というリソースを最大限に活用できないBでは、後者のほうが仕事効率が高いのである。