2021-07-20

論理を学ぶ4つの

論理山という山にある4つの寺を巡って論理を学ぶ。

まず最初に入るのは命題寺。ここでは数々の「PならばQ」を延々と頭に詰め込んでいく。

次は逆寺と裏寺に行く。この2つはどちらが先でもよい。逆寺では命題寺で学んだあらゆる「PならばQ」を「QならばP」と逆さにしていく。裏寺では「PならばQ」のPとQをひたすら否定し「PでないならばQでない」を作る。

この2つの寺での修行を終え論理山を歩いていけば最後対偶寺に着く。ここでは3つの寺で学んだことすべてを組み合わせる。そうしてできた「QでないならばPでない」は、命題寺で学んだ「PならばQ」と同じことをいっていると修行者は気づくことになる。そしてよく見ると対偶寺は命題寺と同一の寺であったのだ。別の方向から寺に入るので、一見して対偶寺=命題であることが分からないようになっている。

ここで学んだ者は、たとえばカルトが言う「我々の理論を信じれば必ず願いが叶う。もし願いが叶わないとしたらそれはひとえに信心が足りない、信じていないからだ」は対偶を取っているだけで後ろの文が無駄であることがわかるようになる。

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