2020-08-27

昔、道徳教科書で読んだおはなし

みっちゃん小学4年生の女の子

ある日、おばあちゃん病院にお見舞いに行くためバスに乗りました。

席は1つだけ空いていたので、みっちゃんはその席に座りました。

次のバス停でおばあさんが乗ってきたので、席を譲りました。

おばあさんは次のバス停で降りていきましたので、みっちゃんはまたその席に座りました。

次のバス停で今度はおじいさんが乗ってきたので、席を譲りました。

おじいさんは次のバス停で降りていきましたので、みっちゃんはまたその席に座りました。

次のバス停で大きな荷物を持ったおばあさんが乗ってきました。

でも、みっちゃんは席を譲りませんでした。

自分下りバス停まで、ずーっと下を向いて唇をかんでいました。(おわり)

 

大人になってふと思ったんだけど、みっちゃんはきっと

お母さんとか、学校先生から「席を譲りましょう」と教わってたんだろうな。

から、真面目なみっちゃんはその通りにやってたんだけど、急に辛くなったんだろうね。

「なんでアタシばっかり」って思ったのかもしれない。間違ってないし正しいと思う。

 

これが「譲った時の笑顔やお礼が気持ち良い!」ってなると、また状況も変わったんだろうなって思う。

「席を譲りましょう」と教えることより、「お礼を言われると嬉しいよ」って教えてもらえるとよかったかも。

 

お礼を言われて楽しいやつは譲るし、どーでもいいやつは譲らないよね。でもそれで正解だよね。

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