お前は日々寿司を食っていると思っているだろうが……
実際には――
お前は食われているのだ、寿司に。
食べれば食べるほど脳に寿司が刷り込まれていき――
もはや常人の言動とはかけ離れたものになっている。
いずれは脳だけでなく、
顔も寿司顔になり、
腹も寿司腹になり――
しまいには手足はマグロへ、髪は海苔へ、骨はシャリへと成り果てるだろう。
知ったところで無駄だ。
もうこの結末は誰にも止められない。
だが心配には及ばない。
人間とはかけ離れてしまった怪物も、ここなら受け容れてもらえる――
お前もそれは薄々感じていることだろう。
だからここにいるのだ。
であるならば、せめて――
増田の隣人を大切にし続けることだ。
寿司に誓って、な。
今日の説法はここまでだ。アディオス。
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