夜から星を奪ったのは私です。
Wi-Fiが張り巡らされた街中で生きたいと願った私と、誰かのせい。
どんな夜でも、薄絹の白いヴェールを被せたよう。
心にも止まれの標識があればいい。
胸中に溢れるものどもを、止める事などできやしないのに、
何かを願って、今日も顔を上げ空を見ます。
安らぐときなどひとかけらも無いこの街の中で、プロパガンダは人の熱量を感じるのは今では無いと説き伏せる。
人が消えた街で、誰かの声がこだまする。
私も、いつ自分が叫びだすか、もうわからない。
明日も見えぬ日々の中で、確かなものは心音だけ。
拍動する自分。鼓動する、私。
私は、在る。
明日消えても良いと嘯きながら、
生きようとかじるトーストは、
どこか苦くてそれでも美味しい。
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