一人暮らしの家の中で、足をタンスにぶつけたとします。それで「痛っ!」って言うのは、誰かに伝える言葉なんですね。誰もいない、誰も聞いていないと思えば、もっと自然な言葉、自分の中だけで痛みに応じた言葉が出てきます。「ジャッ!」とか、血が止まらなければ「ピューーロス…」とか。
怪我に限らず、お汁を運んでこぼれそうになったら「おっとっと」って、不自然な言葉ですよね。それは誰かが聞いた時に、やばい状態だとわかってもらうため。誰もいなければ「コ、コ、コーン」とかそんな発声になります。だから、一人暮らしが長い人と一緒に住むとかになったら、最初は意味不明な言葉がたくさん聞こえると思います。あまり気にしないでいいです。