2019-11-04

夜明けのねこちゃん

毎朝、ねこちゃんが「ふにゃーん」といって、下僕のベッドの横にちょこんと座ってこちらを見上げている。

朝、4時30分頃の儀式

ねこは、ひとりのときも、ふたりで束になってくることもある。

うちのねこちゃんたちは、それ以上、爪を立てたり、腹の上に乗ったり、頬をなめたりということをしない。

ただ、近くに佇んでいるだけ。

くーちゃん、もう少しがまんしようか。もうちょっとで、朝だよ」

僕がそういうと、

「にゃーん」

といって、そのままこちらを見ている。

僕は切なくなって、頭をなでる。そして水を換え、ご飯を出してしまう。

くーちゃんは、ご飯を出されたことに安心してか、少しのあい匂いを嗅ぐと、ロフトか、窓辺のほうへ、おしりを振りながら歩いていってしまうことが多い。

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