おんるぁのふっさとは、どれえーかっぺでなぁ、トーキョみてーにパスコンなんてねんかっだ。
でんもオレはやっぺりふるさとがずぎだ。
いくらでもおんかねもちがいる都会で納税するより、ふるさとに納税してー。
だけども、俺の貰うゼゼコじゃふるさとに納税するにはゼゼコが足らん。
貧乏人はふるさとに納税する権利すら奪われる都会が本当におっそろしい。
でも、俺も段々と都会に染まっていってるのが分かる。
今こうやってキーボードを叩いてる間にも、少しずつ都会人へと変貌させられていく己を思う。
私はもはやあの緑の匂いの中で育まれた少年でも、仕事を求めて都会に出たあの頃の青年でもない。
もうすぐ私の年収もふるさと納税ぐらいは出来るようになるが、その時、私の心の中にふるさとが残っているのだろうか。
今この瞬間にも、こんなにも心は変わっていく