■初めてCTを撮ったが、宇宙に行った気分になった
機械の中に入るのは少し怖かった。
真っ白な部屋の、真っ白な機械。
手術台みたいなところに自分が寝転がり、ベルトで縛られる。
「あ、あれ、宇宙人に捕まった人みたいだ」
そう思ったときから、なんか頭の中が宇宙だった。
「目を閉じてください、合図するまで動かないで」
そういわれ目を閉じると、ウィーンという音とともに手術台が上に動いた。
ガクッと止まる。
ドーナツ型ワープホールに入るのをためらっているのだろうか?
その後もずっとガクガク上下に揺らされながら、ウィーンという回転音を聞いて
宇宙感をただただ味わい続けた。
終わってみると、体が結構緊張していたらしくバキバキだった。
身体に異常はなかったものの、もしかしたら何かされたかもしれないな、なんて
小説の読みすぎだな。
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