容姿が悪いことを理由にしたくないが、今いる職場は本当に美人が多いので、不美人の自分は肩身がせまい。
加えて、男性も、整っている顔の人が多く、どうしてこんな容姿で生まれてきたのかと不思議でならない。
たびたび自分が不美人であることをねたにしているが、お前は美人ではないがぶすでもないよ、と慰めをもらい、気を遣って言わせてしまった後悔だけが残るのである。
横に並ぶたび、エレベータで一緒になるたび、羨ましくて仕方がない。
女で美しい顔に生まれた人間は得だ。そのうえ仕事も頑張るし、学もある人が多い。
顔を理由にしたくないが、二物も三物も与えられた人たちが、心底憎くて、恐れ多い。
とりとめもないが、気休めとして、もし私が美人だったら、それを利用して日々の努力を怠るから、神様は私を不美人にお作りなさったのだ、と思うようにしている。
神などいないのだが。