料理本に「肉なし肉じゃが」というものが載っているのだが、これはもうただのじゃが芋の煮物ではないか。肉を引いて足してもゼロである。
なぜわざわざ「肉じゃが」という言葉を入れてしまうんだ。
「肉じゃが」とわざわざ言ってしまったがために変な期待感を抱かれかねないし、その期待感相当の肉感を肉を使わずして出すなんて土台無理な話である。自らハードルを上げている。
「ただのじゃが芋の煮物だと思われたくない」という欲から「肉」という言葉を入れておいたが一応「肉なし」と予防線は張っておくなんて…
プライドと予防線。人生の縮図のような料理だ。
Permalink | 記事への反応(3) | 21:56
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じゃが煮
哲学的な料理だとも言える。
ジャガイモの入ってないカムジャタン(ジャガイモ鍋)があるのと同じようなもんだな