ラノベオタクは「ラノベ」は定義されないという否定神学の立場を取っているけど、以前講談社ラノベ文庫が創刊されたとき、そこでの作品募集メッセージにあったのは「ラノベらしいラノベを求む」だったんだよね。出版社側は「ラノベ」という存在があると思っているどころか、「ラノベ」というのは性質を記述していくことで定義できると思っているんだよ。個人的にはそのメッセージを見て、「ラノベらしいラノベ」を求めていたらいずれラノベ業界も縮小して終わるだろうなと思った。まあ、もう現代では本読む人なんてオタクか学者くらいだろうし、「ラノベらしいラノベ」を求めるのもまあ仕方ないのかなという気はする。一般小説のラノベ化っていうのも、ラノベオタクくらいしか本を読まないからだろうし。
このあいだ講談社ラノベ文庫の編集者が「ラノベの定義なんてできねーよ」って言ってたよ。創刊でイキってただけでしょ。
えぇ…