昔遊んでいた公園に、巻き貝型のすべり台があって、他に遊具もなくぽつねんと公園の真ん中においてあるのだが、
少し寂れた無機質な材質で、すべり台の出口がポッカリと開いている様が、前衛美術のオブジェのような佇まいで、
子供の頃から楽しい遊具というよりは奇妙な物体として接していた記憶がある。
他の公園でも、虫に食われたリンゴの様な遊具とか、タコの山とか、
ああいう何時からあって誰が作ったのか分からない様な遊具はなんとも言えない独特の佇まいがある。
近年はああいったものもプラスチック製の新しい遊具に置き換えられていて、何となくそれらにはあれらの遊具にあったような重みがなく、残念である。
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