時刻は23時過ぎ。
普段より格段に本数が減った電車の車内はガラガラ。
駅を降りると、まさにゴーストタウンのように人が歩いていない。
24時間営業の飲食店は、ところどころ営業を終了している。
時々通り過ぎるコンビニでは、蛾が自動販売機の光に集まるかのように、人影が見える。
いつも車が行き交う大通りは、シンとしている。
雪の轍には、スタッドレスタイヤの跡が残っている。
しばらく誰も押していないであろう押ボタン式信号機が青に変わる。
大通りから脇に入ると、かつての足跡は新しく積もった雪によって消されようとしていた。
自宅の前には、近所の子供達が作ったであろう雪だるまが、もとの大きさより縦に大きく成長して鎮座している。
駅からここまですれ違ったのは1人、いや2人か。
当分使えないであろう自転車のサドルには、20cm近い雪が積もっていた。
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